2-8:ActiveDirectoryを冗長構成にする

ここでやること

ActiveDirectoryは潰れると厄介なので、冗長構成にします。
今回、
サブネットA 192.168.101.16/28 をアベイラビリティゾーンA(東京aのデータセンター)
サブネットC 192.168.101.32/28 をアベイラビリティゾーンC(東京cのデータセンター)
という構成にしています。
仮にアベイラビリティゾーンAが潰れたとしても、動く構成にしておきます。

 作業時間 0:15
 費用目安:1000円~3000円
EC2インスタンス費:$0.025/時間   $18.30/月
EC2ボリューム費:$5.40/月
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5日間起動し続ける:$  8.4 -> 約1000円
一ヶ月起動し続ける:$23.9 -> 約3000円

やります

1,Windowsサーバを準備します

手順1-2を参考にWindows2012R2サーバを作ります。
ステップ3 VPCサブネットは192.168.101.32/28  IPアドレスは 192.168.101.40
ステップ4 ストレージの追加で、10G程度のディスクを追加しておきます。
ステップ6 
セキュリティグループは、手順2-1で作成した”AD”を選択します。
なお、Elastic IPは付けません。

以下、作業用サーバ(192.168.101.5)からリモートデスクトップで192.168.101.40へ入り作業します。

2,ADの役割をインストール

まず、コンピュータ名を変更しておきます。
hogeDC2とします。
再起動します。

DNSを既存ADに向けておきます。

サーバマネージャの”役割と機能の追加”を起動し、”ActiveDirectory ドメインサービス”を選択して進めます。
画面上の黄色いびっくりマークを押し、”このサーバをドメインコントローラに昇格する”をクリック
ここまでは手順2-1と全く同じです。

ウィザードの最初のページで
既存のドメインにドメインコントローラを追加する
にチェックを入れ、ドメインにhoge.localを指定します。
復元モードパスワードを入れます
次のページで警告が表示されますが無視。

コピー元を選択します。
ファイル格納先はすべてDドライブにします。

あとは、次へで進めて、インストールボタンを押します。
勝手に再起動します。

このサーバは以後も特に何もすることはありません。
ただ起動させておけば良いです。

3,ドメイン参加しているサーバのDNSサーバを追記する。

ここまでに作成したサーバ、および今後作成するサーバのDNSサーバ設定は
優先DNS:192.168.101.20
代替DNS:192.168.101.40
とします。

作業用サーバ(192.168.101.5)
hogeRD1(192.168.101.21)
hogeFile1(192.168.101.22)
のDNS設定を修正しておいてください。

万が一、hogeAD1が潰れたとしても、hogeAD2を見に行きますので安心です。

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