home

2015/6

はじめに

Amazon Web Servicesは、結構自己責任という空気ですので、お察しください。
このサイトに記載する内容も同じです。ひとつづつ理解しながら読んでください。
また、AWSの進化は非常に早いので、そのうちこのサイトに記載されていることは嘘になります。
そういう意味でも自己責任でお試しください。

このサイトのコンセプト

検証環境としてできるだけ低コストで試験できるDaas環境を作ります。
環境は何度でも作り直しができますので、かなり早いスピードで習得できるものと思います。

WorkSpacesとの違い

WorkSpacesで簡単にDaas環境が構築できますが、それとの違いは・・・

   WorkSpaces  このサイト
OS  Win2008R2  2008~2012R2 から選べる
 ライセンス  不要  リモートデスクトップライセンス必要
 ユーザ自由度 自由は与えない
 ユーザとOSの関係 1ユーザ1OS 複数ユーザ1OS 
 接続プロトコル PCoIP のみ  RDPのみ
 接続方式 AWS認証方式による  自前ルータの制限
 

という感じです。(2015/6現在)

WorkSpacesがどんなソリューションかと考察してみました。

   WorkSpaces  このサイト
 認証 AWS Directory Service
MS Active Directory
 作業場 Windows2008R2 の標準リモートデスクトップ機能
MS リモートデスクトップセッションホスト
 格納場 サーバローカル EC2のEBS
 Amazon EFSサービスになるでしょう。)
MS ファイルサーバ
マイクロソフトに”最小限”依存すると考えたとき、デスクトップ操作性とMS Officeであると思われます。
一時期オープンソースが流行ったときに、Ubuntu+OpenOfficeという組み合わせを導入した行政機関がありましたが
最近またマイクロソフト系に戻っています。
それだけWindowsの操作性は良いといえます。
マイクロソフトさんは、それを軸に囲い込みをしています。商売上もっともな方針かと思いますが。。。
AWSがマイクロソフトの方針に完全に乗っかれば、Azureに負けてしまいます。
なので、”最小限”に依存するということなんだと思います。
・・・ということで、AWSおよびMSのネイティブな構成の組み合わせでDaasを作ることにしました

このサイトの構成

1,VPCにプライベートネットワークを作成しユーザ接続を作る

まずAmazon VPCにプライベートネットワークを作成します。

3つのサブネットを作ります。役割は以下の通りです
1、メンテナンス用:VPNを使わずVPC内プライベートネットワークへアクセスできるもの。
2、ユーザ作業領域A
3、ユーザ作業領域C
※2と3で冗長化構成を組みます。

-------------------------------------------------------------------------------------
次に、ユーザが利用できる通信ルートを作成します。
これには方法が2つあります。どちらかの方法でユーザがVPC内プライベート領域へアクセスするようにします。
1a:プライベート経由

社内設置ルータから常時接続するパターンです。
社内にファイルサーバ等がある。AWS側サーバの利用時間が長い等はこちら。
1b:グローバル経由

モバイル接続のイメージに近いです。

2,リモートデスクトップとそれを取り巻くサーバの構成

認証 :Active Directory
作業場:リモートデスクトップセッションホスト
格納場:ファイルサーバ
まずは、このWindowsサーバ3台構成で複数のユーザが利用するリモートデスクトップ環境を作成します。
次に、それぞれ冗長化構成にします。

3,VB.NETを使った運用管理

VB.NET+AWS SDKで管理を容易にできるようにします。
利用していない時間はサーバ停止すれば、さらなるコスト削減もできます。
思いついた順にページ追加します。

なお、私がAWSを使い始めたときは、AWS内のログ提供は皆無でした。VB.NETでログ管理ツールを作りましたが
今やCloudTrailなるものができてしまいました。
AWSに不足しているものを作っても、すぐにサービス化されてしまうので・・・orz
とは言っても、AWSが作るサービスは万人向けなので、独自管理ツールを作れることにこしたことはありませぬ。



4,AWSの考え方にそったインフラ構築

Windowsサーバのみでの構成でしましたが、これをもっとAWS思考に寄せていきます。
最終的にはWorkSpacesと同じような構成になるでしょう。。





Comments